ご相談者
名前 | 櫻田 一樹さん(仮名) |
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紹介 | 当時63歳 / 男性 / 独身 |
お住まい | 京都市西京区 |
物件 | 分譲マンション |
ご職業 | 廃品回収業 |
残債務 | 住宅金融支援機構 24,000,000円 京都市住宅供給公社 900,000円 京都市(固定資産税)350,000円 マンション管理費等 200,000円 |
震災後の復興事業に参加した後、体調を崩し退職。そのため住宅ローン滞納により任意売却を選択。復職して生活を再建(平成29年2月解決)
経緯と相談内容
櫻田さんは当時準ゼネコンにお勤めされてらっしゃいました。震災後の復興事業に参加して毎日過酷で危険な労働をこなす中、被爆の影響かお体をこわして退職されました。当時京都市西京区の分譲マンションには奥様とお子様がいらっしゃいましたが、退職を機に離婚し、子供たちも自立して出て行きました。退職後お一人で京都市に戻り、新たに廃品回収業を始めましたが収入が低く、ご病気の医療費がかさみ、住宅ローンが支払えず住宅金融支援機構が競売を申し立てたため、インターネットで検索されて弊社にご連絡下さいました。
ご相談者の希望
1、任意売却
2、転居費用の捻出
3、自己破産などの債務整理は避けたい
任意売却の流れと結果
今回は担保付債権者が住宅金融支援機構及び京都市住宅供給公社の二組で、差押債権者が京都市でした。物件相場を考えると債務超過なので出来るだけ高く販売して残債務を圧縮する必要がありました。そこで一般の方を買主として募り、販売価格の中から住宅金融支援機構に「引っ越し費用」を諸費用として認めてもらう必要がありました。
平成28年年末から販売開始しましたが年末は不動産の流通が乏しく、苦戦を強いられましたが年明けに買主が現れ、無事決済が終了したのが平成29年2月でした。
現在
櫻田さんは現在も廃品回収業で生計を立ててお元気に生活しています。任意売却を機に債権者が認めた「引っ越し費用」を資金に付近に低額な家賃のハイツに転居されました。また、マンション売却によって少し残った残債務も債権者と話し合い、毎月少額でも返済しているため、「自己破産」を免れました。家が競売になったとき、任意売却を選択して本当に良かったとおっしゃっておられました。
最後に
ご病気が原因で住宅ローンが払えない方はたくさんいらっしゃいます。そんな場合はまずは直接銀行に直談判して金利の見直しや返済スケジュールの変更や引き延ばしを主張してください。お一人が無理なら弊社も交渉のお手伝いをさせて頂きます。お一人で悩まず、どのようなケースでも弊社にご相談下さい。