ご相談者
名前 | 太田 孝一さん(仮名) |
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紹介 | 当時45歳 / 男性 |
お住まい | 京都府宇治市 |
物件 | 京都市山科区戸建 |
ご職業 | 無職 |
残債務 | 中信ローン保証800万円 |
仕事が不調で住宅ローンが支払えなくなり、競売を申し立てられたが任意売却によって再建築不可の家を売って取り下げ出来た事例(令和2年9月解決)
経緯と相談内容
山科区の戸建てが競売にかけられたという情報をもとに山科区の戸建てに訪問しましたが、そこはほぼ空家という状態でした。近隣住民に聞き込みをしたりと所有者兼債務者の方を探しましたがお会いできず、弊社資料のみを玄関先に置いていました。何度かそれを繰り返すと、突然所有者から連絡があり、任意売却をご希望されたので債権者とお話を始めました。
ご相談者の希望
1、競売を回避したい
2、引っ越し費用が欲しい
任意売却の流れと結果
不動産業者として当たり前ですが、不動産そのものを調査できないと業者ではありません。特に戸建ては個性が強いので慎重に調査しなければなりません。家を売るのはある意味簡単ですが、どんな法律や法令に抵触しているか、あるいはライフラインはどうなのか、越境していないかなどです。しかし今回の物件は全面道路が非道路であり、その物件は再建築不可能という特性を持っているために販売が厳しいと思いました。
となれば価格に反映させないと売れません。安い価格で販売しながら債権者にも納得してもらわないといけません。何とか買主を見つけて債権者の担保抹消の承諾を得て決済まで持って行き、競売申し立てを取り下げることができました。
最後に
今回の案件は不動産そのものに特徴があるので調査と価格付けを気を付けなければいけないと思いました。不動産調査をおろそかにしているととんでもないことになります。
任意売却という少し特殊な営業ですが、それ以前に不動産業者なので不動産そのものを知らないといけないと改めて思いました。