
ご相談者
名前 | 田代 恭子さん(仮名) |
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紹介 | 当時35歳 / 女性 |
お住まい | 栗東市下戸山 |
物件 | 栗東市下戸山戸建 |
ご職業 | 介護士 |
残債務 | びわこ親油御保証株式会社 残1,100万円 |
精神的な病を抱えている不動産の所有者であるご主人に代わって奥様が任意売却に協力して頂いた事例(令和1年8月解決)
経緯と相談内容
現在はそうではないが、近い将来自宅が競売になるであろう家を訪問したのは令和が始まったばかりの春頃でした。インターホンを押すと登記簿謄本の所有者のお名前は男性らしいお名前でしたが、女性が出てきました。私が任意売却の提案をすると所有者であるご主人は病で床に臥せっているとのことでした。精神的な病だそうです。しかし意思能力はあるそうなので、奥様に協力して頂いて任意売却のお話を進めることとなりました。しかし、私も所有者が不安定な状態での任意売却の経験は数が少なかったため、不安を抱えながらの債権者交渉となりました。
ご相談者の希望
1、競売を回避したい
2、引っ越し費用が欲しい
任意売却の流れと結果
債権者とのお話が進み、また同時進行で販売活動をしていきました。販売中にご主人が施設に入ることになり、私もこのような状態で決済が出来るか不安でした。しかし、奥様の強力な援助があり、施設にも訪問してご主人とお話を進めて、奥様を代理人として契約や決済を終えました。もちろん引っ越し費用も捻出出来ました。
現在
あれから田代様とは連絡を取っていませんが、引き続き奥様がご主人を看病しながらお仕事を頑張っておられると思います。
最後に
意思能力があるかないかは不動産売買契約の大前提となります。今回の所有者であるご主人は調子の悪いときは人と話したくなくなってふさぎ込むという傾向がありました。
しかし、強い協力者がいればこのような状態でもきちんと法律にのっとって契約ごとが先に進むということをこの案件で知りました。