解決事例CASE

ご相談者

名前中田 美穂さん(仮名)
紹介当時62歳 / 女性
お住まい京都市山科区
物件山科区分譲マンション
ご職業無職
残債務日本政策金融公庫   470万円

実の姉から相続された分譲マンションに不法占有者が住んでおり、占有者と所有者との間に司法書士が絡んでいたが、司法書士と占有者との話し合いで無事任意売却できた事例(平成28年10月解決)

経緯と相談内容

山科区の築の古い分譲マンションが担保付債権者である日本政策金融公庫による担保権の実行で競売をかけられたのが平成28年の夏でした。私はいつものように営業に出かけましたが、物件には所有者以外の方が住んでおり、所有者の住所に行って所有者である中田さんから事情を聞きました。住んでいるのは姉の内縁の夫でした。姉は既に亡くなっており、その後に妹である中田さんに不動産が相続されましたが、内縁の夫は家賃を一切払わないので困っていると中田さんがおっしゃっておられました。もともと担保設定された債務はこの内縁の夫が自分の商売のためにした借金でした。更に事情を聞くとその内縁の夫を追い出すために行政の無料法律相談で出会った司法書士に「そそのかされて」する必要のない「建物明け渡し請求訴訟」で係争中とのことでした。いろいろ複雑でしたが中田さんが任意売却を要望されたので引き受けることにしました。

ご相談者の希望

1、競売を回避したい
2、今住んでいる占有者を追い出したい

任意売却の流れと結果

まずは占有者と話をすることでした。この競売事件の元凶である男性を説得して自身ががした借金を任意売却で無くすから出てほしいと言いました。時間はかかりましたが何とか説得出来ました。同時進行で訳の分からない訴訟を提起した司法書士と連絡をとりました。係争中なので取り下げてほしい旨の連絡です。競売になった今、中田さんにこれ以上無駄な訴訟費用を出させないためです。そもそも競売にかけられた時点ですぐに司法書士のほうから取り下げないといけない案件です。それは私のような素人でもわかります。この癖のある司法書士も説得して何とか業者に買い取ってもらい、任意売却は成立しました。

現在

あれから中田さんとは連絡をとっていません。しかし、問題解決して今ほっとしておられることと思います。

最後に

この案件も他人の借金で自分の不動産が競売にかけられた事例です。他人の財産を侵して暮らしている人はこの仕事をしているとたまに見つけます。釈然としないですが、世の中いろいろな人がいます。
また、このようなことを記載すると大変なお叱りを受けてしまいそうですが、この案件ではする必要のない訴訟を提起する司法書士とも出会い、大変驚きました。果たしてあの司法書士は債権額や不動産の相場はもちろんのこと、中田さんの事情や要望をきちんと理解した上で訴訟を提起したのか疑問が残ります。もちろん全員とは言いませんが実際、世間知らずの司法書士や弁護士は多いので、任意売却の障害になることもあります。どのような医者と弁護士、不動産業者に出会うかで人生が決まることがあるのでしっかりと見極めましょう。

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