解決事例CASE

ご相談者

名前山内 浩二さん(仮名)
紹介当時71歳 / 男性
お住まい三重県松阪市
物件京都市右京区
ご職業無職
残債務日本政策金融公庫   500万円

高齢の賃借人が住んでいる家に対して債権者が競売を申し立てたが、所有者との協議のうえ、住み続ける「リースバック」で競売を回避した事例(平成28年9月解決)

経緯と相談内容

裁判所で京都市右京区の戸建てが競売になった情報を得て、とりあえずは物件に行くとそこには高齢女性が住んでおり、所有者は松阪市ということで、すぐに所有者とお話をするために松阪市のご自宅に赴きました。事情を聞くと他人の借金のために自分の家を担保に提供して、お金を借りた人が返済できなかったので競売になったということでした。すぐに所有者の山内さんに今住んでおられる高齢の女性との関係を尋ね、古くからの友人と知り、「リースバック」で住み続けたほうが良いとお伝えしました。すると山内さんはそうしてくれるなら有難いとおっしゃり、弊社に任意売却をお任せになられました。

ご相談者の希望

1、競売を回避したい
2、今住んでいる賃借人が引き続き住み続けられるようにしてほしい

任意売却の流れと結果

債権額が500万円と少額なので金融機関からの借り入れを通して担保付債権者にお金を払って競売を阻止出来ました。また、賃借人とも新たに賃貸借契約を締結して無事に高齢女性も守ることができました。

現在

当時ご高齢だった山内さんは現在お元気で息子さんとお暮しになっていて欲しいとは思いますが、連絡をとっていないため、どのようにされているかわかりません。あれから7年経過している間に賃借人の高齢女性もお亡くなりになられました。家主である私が救急車で病院に連れていきましたが、その時にはほとんど意識がなく、病院搬送後3日後にお亡くなりになられました。ご冥福をお祈り致します。

最後に

他人の借金のために自分の不動産を担保に提供する例はたまにみますが、やはりやめといたほうが良いと思います。賃借人の高齢女性はそのせいで迷惑を被ったのですから。

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