ご相談者
名前 | 堀 裕二さん(仮名) |
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紹介 | 当時35歳 / 男性 |
お住まい | 京都市山科区 |
物件 | 山科区戸建 |
ご職業 | 個人事業主 |
残債務 | 信販系金融機関 残400万円 |
少額の信販系の借り入れのために自宅を競売にかけられたが、無事にリースバックで解決できた事例(平成30年12月解決)
経緯と相談内容
任意売却の営業でよくあることですが、住宅ローン債務のほかに消費者金融や信販系の金融機関で借り入れをして、その債権者から競売を申し立てられる不動産競売事件は多いです。今回のケースもそうですが、特殊なのは相続で物件を取得した今回の相談者の所有している不動産には住宅ローン債務はないので、担保権の設定はなかったということです。ですので、信販系で少額の借り入れをしてもその債権者が競売を申し立てれば入札となります。
金額は400万円ほどで、働き盛りの堀さんなら全額お金をかき集めて返して取り下げることは可能かと思いましたが、本人が「無理」と言ったので何とか任意売却しないといけないことになりました。
ご相談者の希望
1、競売を回避したい
2、リースバックを実現したい
任意売却の流れと結果
詳細は明かせませんが、堀さんは個人事業主でありますが収入はあまりありません。個人で少し特殊なコンサルティング営業をしています。収入が少ない人はそもそも賃貸の審査が通りません。本人の希望通りリースバックで任意売却するしかありません。幸運にも債務が400万円と少なかったので知り合いの業者にあたり、買い取ってもらうことにしました。もちろん堀さんが家賃を払い続けて住み続ける前提です。債権者はお金さえ払えば競売申し立てを取り下げるので無事に決済が終わりました。
現在
堀さんは当時まだお若かったので現在も頑張ってお仕事されてらっしゃることだと思います。しかし、仕事内容を変更すればのお話ですが。こればかりは本人が気づかないとどうにもなりません。
最後に
堀さんのように働き盛りの人間が現実から逃れるかのように頼りないコンサルティング営業をしている方はたまにいます。そのような方たちが強くなって自身の人生と真剣に向き合うことが大事だと思います。