ご相談者
名前 | 野村 雄三さん(仮名) |
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紹介 | 当時28歳 / 男性 |
お住まい | 京都市 |
物件 | 京都市内分譲マンション |
ご職業 | 飲食店勤務 |
残債務 | SMBC信用保証 2,300万円 京都信用保証協会 500万円 |
職を失い、奥様と離婚されて更に持ち家が競売にかけられたが入札直前で任意売却できた事例(平成27年5月解決)
経緯と相談内容
京都市中京区という立地の良い分譲マンションが競売にかけられて私が現地へ営業に赴いたのが平成27年2月中頃でした。当時そのマンションは空き家で所有者がどこにいるかわかりませんでしたが、何とか所有者の母とコンタクトをとり、母を通して所有者と出会うことが出来ました。その時は飲食店勤務でしたが、以前職を失い、奥様とも離婚されて所有している分譲マンションには誰も住んでおらず、住宅ローンも滞納していたそうです。仕事上私がよく経験するケースですが、野村さんは出会った当初意気消沈されていて、私もどう話しかけてよいかわからないほど気を落とされていましたが、任意売却されることに同意されました。
ご相談者の希望
1、競売を回避したい
2、高値で売却して残債務を減らしたい
3、少しでも手元にお金を残したい
任意売却の流れと結果
立地のよい中京区の分譲マンションにもかかわらず、販売を始めるとなかなか内覧客が現れず、苦労しました。しかし、高値で購入して頂ける同業者である不動産業者と知り合い、債権者が希望する抹消金額以上で買って頂けたので任意売却は何とか成立しました。後順位差押債権者である京都信用保証協会の承諾も得られたのはこの案件の大きな成果だと思います。
現在
不動産決済後、野村様とは連絡を取っていません。しかし任意売却当時まだ20代という若さなので、おそらく立ち直って元気にお仕事されていることだと思います。
最後に
人生はいろいろなことが起こります。しかし、野村様のように若い時期に一度失敗しても本人の意志で必ず立ち直ることができます。こういう言い方もおかしいですが、若いうちの失敗は今後の長い人生の糧になることだと思います。