解決事例CASE

ご相談者

名前中井 義男さん(仮名)
紹介当時63歳 / 男性
お住まい京都市右京区
物件右京区中古戸建
ご職業西陣織職人
残債務中信ローン保証    1,870万円
京都信用保証協会    80万円
京都市固定資産税    30万円

伝統産業の衰退による収入減少で住宅ローン滞納の結果自宅に競売を申し立てられたが任意売却により競売を取り下げた事例(令和2年12月解決)

経緯と相談内容

中井さんは京都市右京区で中古戸建を購入され、そこでご家族を西陣織職人として養い、お子さんを大きく育てられました。お子さんは独立し家を出ましたが、不動産共有者である奥様とは離婚され、お一人でお住まいでした。以前から着物の需要減少でその仕事に関わる職人の仕事が減少しているということは私もニュースなどで知っていましたが、中井さんも着物作りに携わるお仕事でしたので仕事が減り、住宅ローン滞納の結果、競売を申し立てられました。
私がその情報を知り、ポストに任意売却に関わる資料を投函して中井さんは弊社へ連絡されました。

ご相談者の希望

1、競売を回避したい
2、行先のあっせんと引っ越し費用を捻出したい

任意売却の流れと結果

京都市右京区の中井さん所有不動産は築後18年経過しておりましたが、近隣の住宅供給が過少なこともあり、令和2年10月初旬に仲介販売開始しましたが買主がほどなく現れ、契約となりました。
しかし、離婚された奥様が不動産の1/2の持ち分を所有されてらっしゃるため、奥様への説得に少し時間がかかりましたが、息子さんの協力もあり、無事契約及び決済が終了しました。中井さんの収入が少ないため、審査が通りにくい賃貸のマンションでしたが、何とか審査が通るよう賃貸屋さんの協力も得て心配していた行先も見つかり、無事解決しました。

現在

この任意売却を機に中井さんは完全にお仕事をお辞めになれらました。現在は保護受給の対象者としてお一人で暮らしておれらます。お体があまり良くないので、息子さんにもくれぐれも連絡をこまめにとってほしいとお願いをしました。

最後に

中井さんのケースは共有者である元奥様がいらっしゃることで、その共有者の承諾も得なければならない事情がございました。
そのような場合、任された不動産業者はそれぞれの共有者の事情を踏まえ、共有者全員が納得する形で解決して行かなければならず、ときには債権者交渉よりも大変な作業となります。
任意売却をお考えの方にもし共有者がいらっしゃるなら、他の共有者に対しても予めご相談されることをお勧め致します。

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競売を申し立てられると、
任意売却できる期間は限られますので、
少しでも早くご相談いただくことで任意売却の成功が高まります。

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0120-145-444