ご相談者
名前 | 増本 義弘さん(仮名) |
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紹介 | 当時39歳 / 男性 |
お住まい | 京都市 |
物件 | 伏見区中古分譲マンション |
ご職業 | 清掃会社経営 |
残債務 | 地域信用保証株式会社 34,000,000円 オリエントコーポレーション 1,000,000円 |
異業種の転職による収入減少により、住宅ローンを滞納して競売を申し立てられて任意売却により販売していたが、思わぬ債権者からの差し押さえが増えて入札ぎりぎりで解決できた事例(令和3年9月解決)
経緯と相談内容
増本さん所有不動産が地域信用保証によって競売を申し立てられたのは令和3年の6月でした。増本さんは既にご家族とお引越しをされていましたが、何とか競売を回避したいという思いが強く、任意売却をネットで調べていましたが、弊社ホームページが目にとまり、ご連絡をされて来られたのが令和3年7月上旬でした。
面談をして、競売を申し立てられた原因が異業種の転職による収入減少ということでした。
既にお引越しはされておられましたが、「引っ越し費用」を当面の事業資金の一部に充てたいということでした。
ご相談者の希望
1、競売を回避したい
2、引っ越し費用を捻出したい
任意売却の流れと結果
所有不動産が分譲マンションの最上階角部屋ということもあり、販売時期は7月中頃から8月上旬と、流通が乏しい時期でしたが買主の内覧は4組ほどあり、ほどなく契約日が決まりました。仲介販売で苦戦も予想していましたが早い時期に決済出来そうと思っていた矢先、オリエントコーポレーションが不動産の差し押さえをしてきました。このようなケースは少なくないため、私も予想はしていましたが、契約前だったため、買主に少し契約日を伸ばして頂きました。あらかじめ住宅ローン以外の債務は聞いておりましたが、早い段階での決済の実現可能性があったため、不安ながらもお話を進めておりましたが、まさかこのタイミングでの差し押さえに私も驚いたのをよく憶えています。
早急にオリエントコーポレーションと交渉して、何とか一部弁済で差し押さえ解除の承諾を得ましたので、しばらくして契約をし、増本さんには引っ越し費用をお渡しして決済を無事に終えました。
現在
現在も増本さんは新規開業された清掃会社で頑張っておられるとお聞きしたことがございます。ご家族のためにも頑張って頂きたいと思います。
最後に
増本さんのケースは住宅ローン以外のカード会社や信販会社からの差し押さえが入ったケースです。
増本さんは事前に私に全ての債務をお話されていたので早急に解決できましたが、中には全てをお話されず、任意売却の際に思わぬ債権者からの差し押さえが入り、苦戦することもございます。